フリーランスに憧れる人は多いけど、無計画でフリーランスの世界に飛び込んでも、ほぼ100%失敗します。フリーランスという言葉は聞こえはいいですが、実は競争過多の世界です。私もフリーランスですが、最初の頃はほとんど仕事がありませんでした。
しかしある時期を境に、少しずつ仕事が増えてきました。仕事が増えてきたのは偶然ではなく、戦略的に動いたからだと思います。この記事では、最短でフリーランスになる戦略を教えます。
フリーランスに向いている人
戦略を解説する前に、フリーランスに向いている人の条件に挙げたいと思います。
子育て中の女性
比較的勤務時間が自由なフリーランスは、子育て中の女性に向いています。最近は主夫もいますが、家で子育てをしている人の大半は女性でしょう。
フリーランスといっても完璧に自由があるわけではなく、納期は絶対に守らなければいけません。一度でも納期を守らなかったら信用問題になり、次回からは仕事が来なくなる可能性があります。
しかし納期さえ守れば勤務時間は自由なので、子育て中の女性であっても問題はありません。
一人作業が苦にならない人
これは見逃しがちですが、フリーランスを続けられる人は孤独に強いです。基本的にフリーランスの仕事は一人作業です。一人でパソコンに向かい、日がな一日入力をしたり、ソフトを操作しています。
こんな生活が嫌で、フリーランスの道を諦める人はいます。長続きする人は、一人での作業が苦にならない人です。これは持って生まれた資質なので、努力しても孤独な作業に耐えることができない人はいます。
自己解決力のある人
実力があればフリーランスでも、スカウトは来ます。クラウドワークスやランサーズに登録し実績を積めば、企業側の方から声をかけてくれます。クライアントのリクエストは多種多様で、リクエストの内容によっては、一度読んだだけでは理解できないことがあります。
理解できないことは何回も読み込むか、クライアントに質問してください。
問題は自分の技量を超えるリクエストが来たときです。どんなに頑張っても達成できなさそうなリクエストは断ってもいいですが、少しでも自信のある案件は受けるべきです。
受けた案件に手こずることはよくあります。会社員であれば先輩や上司に聞いて解決すればいいですが、一人で作業をするフリーランスは自力で解決しなければいけません。厳しい世界ですが、フリーランスの世界で生きている人は、すべからくこの壁を越えています。
自己管理できる人
フリーランスとして活躍するには仕事の質も大切ですが、納期をきちんと守ることも同じぐらい大切です。納期を守るために、土日返上で作業をすることは多いです。遊びの約束が急に入っても、納期を優先しなければいけません。
遊びの誘惑に打ち勝つことができる人は、自己管理ができる人だと思います。全体的なスケジュールを俯瞰し、仕事の時間と遊びの時間をしっかり区別できてこそ、フリーランスとして生きていくことができます。
需要があるフリーランスの仕事分野
厳しい現実ですが、何のスキルもない人はフリーランスとして活躍することはできません。かといって、時代遅れのスキルを身に付けても仕方がありません。これからは需要のあるフリーランスのスキルを解説します。
ライティング
おそらくフリーランスで一番需要が多い分野です。ライティングといってもいろいろな種類があります。
- 商品紹介
- メルマガ代行
- サービスの体験記
- アフィリエイト代行
- レビューの代行
もっと細かく分類できますが、大きく分けたらライティングには4つの分野があると思います。
商品紹介
クラウドワークスで募集しているライティングの仕事は、商品紹介が一番多いです。ランサーズでもおそらく、商品紹介の案件が一番多いでしょう。
最近はインターネットで商品を販売することが主流になってきたため、今後も商品紹介の案件は増えるでしょう。
メルマガ
案件は多くはないですが、ライティングにはメルマガの代行もあります。私もメルマガの代行業務をしていますが、週ごとに依頼があるので収入は安定しやすいです。
メルマガは楽天市場やYahoo!ショッピングで書くことが多いですが、長文は必要ありません。文章の長さよりも、成約率が高くなるライティングを心がけることが大切です。
サービスの体験記
ライティングには、サービスの体験記を書く仕事もあります。ゲームの体験記の案件が一番多いと思いますが、受注するときは関心のある分野であることが望ましいです。
関心があれば細部にも目がいくため、面白い記事になりやすいです。
初めて体験する分野でも好奇心をもって体験すれば、それなりに面白い記事は書けます。記事の反響が大きければ、他のサービスも依頼してくれるようになるでしょう。
アフィリエイト代行
こちらも案件は多くはありませんが、ライターはアフィリエイト記事を代行することもあります。アフィリエイトの記事は固すぎても駄目ですが、ツッコミどころ満載な薄っぺらい記事も駄目です。
基本的にアフィリエイト商材について詳しいことが望ましいです。アフィリエイト商材に知見があれば、独自の解説を書くことができます。独自の解説は読者の注目を集めることが多いです。
レビューの代行
こちらの案件もあまり多くはありませんが、本などのレビュー代行の案件もあります。レビューするときは、細部にこだわることが大切です。細部にこだわれば、閲覧者の心に響きやすいです。
レビューするときに気をつけなければいけないことは、レビューを依頼されたことを隠し通すことです。それと代理レビューを認めていないプラットフォームでは、代理レビューをしてはいけません。バレた場合は、アカウント削除などのペナルティを受けることがあります。
Webデザイン
サービスの紹介は訴求力が大切ですが、訴求力のある手法といえばWebデザインです。ライティングは論理的に訴求しますが、Webデザインは視覚的に訴求します。初めての人は視覚的な訴求に、心が動きやすいです。
このような背景があるので、Webデザインの案件も安定しています。駆け出しのデザイナーはバナー1枚で1,000円の報酬が多いですが、実績を積めばバナー1枚で1万円を稼ぐことも可能です。有名Webデザイナーになれば、それ以上の収入も期待できます。
広報・PR
案件数はさほど多くはありませんが、最近注目されているのは広報・PRです。最近はインターネットで認知活動をする企業が増えているため、今後も広報・PRの案件は増えていくでしょう。
広報・PRの仕事は文章とイラストで会社または会社の商品を紹介しますが、広報・PRならではの表現の仕方があります。この表現方法をしっかり学ばなくては、多くの人に読んでもらうのは難しいでしょう。
大変奥の深い世界ですが、最近は広報・PRの技術が体系化されるようになってきました。広報・PRの案件で安定した実績を残せば、長期契約も可能です。
プログラム
プログラムの仕事も需要が多いです。昔はWindowsプログラムの案件が多かったですが、最近はweb系とスマートフォン系が多いです。
熟練したプラグラマになるには数多くのプログラムを作成することが大切ですが、未経験者は徹底的に基礎を固めることが大切です。プログラムは難解なように思われていますが、基礎さえ固めれば伸びるのは早いです。
一人前のプログラマになれば、会社員以上の収入を得ることも可能です。インターネットでも、プログラムの案件は常にあります。
未経験者はまずスキルを身に付けよう
フリーランスの世界は、スキルがなければ仕事はありません。あっても極端に安い単価の仕事しかないです。フリーランスの世界で生きていくためには、人に負けないスキルを身に付けるしかありません。ここではスキルを身に付け、活躍するためのポイントを紹介します。
独学は効率が悪いのでスクールに通う
独学でライティング、Webデザイン、広報・PR、プログラムを学ぶことは不可能ではありませんが、大変効率が悪いです。私は独学でプログラムを学びましたが、壁に直面したときは大変困りました。近くに先生がいないので、インターネットで調べたり、試行錯誤を繰り返しました。
自分で調べたり試行錯誤を繰り返すことは意義のあることですが、一日でも早くスキルを習得したい人はスクールに通った方がいいでしょう。個人差はありますが、独学では2年かかることでも、スクールに通えば半年程度でマスターできます。
またIT系のスクールの講師は現役のエンジニアが多く、現場の仕事の進め方なども教えてくれます。いいことづくめのスクールですが、難点もあります。それは授業料が高いことです。ましてや各科目を個別に受講すれば、まとまったお金が必要です。
SHElikesはオンラインスクールですが、多種多様なレッスンを提供しています。需要がある分野のレッスンは漏れなく提供しているし、副業・フリーランスコースも用意しています。また仕事の増やし方も教えてくれるので、大変心強いです。
特筆したいことは、30以上のコース(2022/11/6時点)が、定額で学び放題だということです。これは大変コストパフォーマンスがいいです。通常30以上のコースを受講すれば大金が必要ですが、SHElikesは経済的な受講料です。
信用貯金を増やす
スクールで学んだらスキルの習得は早いです。しかしスキルを身に付けたからといって、フリーランスの世界で通用するほど、フリーランスの世界は甘くはありません。フリーランスの世界で成功するには、信用貯金を増やすしかないです。
信用貯金とは文字通り信用の数を増やしていくことですが、依頼者が初めての人に依頼するときは、必ず実績と信用を見ます。クラウドワークスやランサーズでも、フリーランスワーカーの実績と信用は解ります。
実績と信用のあるワーカーはクライアントの目に留まりやすいですが、実績と信用は一朝一夕には築くことはできません。与えられた仕事を誠実にこなし、クライアントの期待を上回るぐらいの意気込みがなければ、実績と信用を築くのは難しいでしょう。
初心者の間は実績と信用作りのため、少しぐらい単価が安い仕事でも受けるべきです。最初は安くても、実績に応じて単価が上がることは多いです。
最短でフリーランスになる戦略を解説しましたが、伝えたことは至極当たり前のことです。しかし私の知る限り、体系化している記事はないようです。もし真剣にフリーランスの道を生きたいのであれば、こちらの記事に書かれていることを参考にしてください。
記事の要点
- フリーランスとしての資質を確かめる
- 需要のあるスキルを身に付ける
- スクールで学ぶ
- 信用貯金を増やす