前置き
yumでインストールした(パッケージマネージャー)の Git は古いことが多いらしいです。
特に yum でインストールした Git は古いとのこと。
# git --version
git version 1.8.3.1
2.x系でない時点でもう古いですね。
1.8.xはバージョンには虚弱性があるらしいです。
また、yumでインストールできるgitのバージョンはここまでらしいです。
ということで最新のgitをインストールしていきます。
準備
既存のgitのアンインストール
# sudo yum -y remove git
ライブラリのインストール
# sudo yum -y install curl-devel expat-devel gettext-devel openssl-devel zlib-devel perl-ExtUtils-MakeMaker autoconf
競合するパッケージを削除
ライブラリインストール時に1.8のgitを含んでしまうことがあるので以下コマンドで取り除いておきます。
# sudo yum erase -y perl-Git
最新バージョンのGitを確認
ここからgitの最新verを確認することができます。
Index of /pub/software/scm/git/
最新を確認して、インストール用のURLを組み立てましょう。
↓こんな感じ。
> sudo wget https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-インストールしたいバージョン.tar.gz
最新バージョンのGitを取得
tarファイルのダウンロード
ダウンロードするdirに移動。
# cd /usr/local/src
取得実行 ※現時点では2.9.5が最新でした。
# sudo wget https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.9.5.tar.gz
解凍します。
# sudo tar vfx git-2.9.5.tar.gz
コンパイル
インストールするためにコンパイルをします。
コンパイル実行するdirに移動。
# cd git-2.9.5
コンパイル実行。
# sudo make configure
# sudo ./configure --prefix=/usr/local
# sudo make all
インストール実行
# sudo make install
仕上げ
Gitコマンドを使うためシンボリックリンクを作成
# ln -s /usr/local/bin/git /bin/git
確認
# git --version
git version 2.9.5
無事にバージョンアップができました!
参考
[Git] CentOS7に最新版のgitをインストール - Qiita
#はじめにCentOSにgitをyumでインストールすると最新バージョンや2.系がインストールされないので、それらのインストール方法を書いていきます。#下準備###既存のgitのアンインストール…
CentOS7.2に最新のGitをインストールする - Qiita
#CentOS7.2に最新のGitをインストールするyumでインストールできるGitはバージョンが古くなっています。インストールするならやっぱ最新がいいので手順をまとめます。##Gitをインス…