「全トランスフォーム」を適用した時、ミラーで作成されたオブジェクトが消えてしまうことがありました。
この場合、先にミラーを「適用」してから全トランスフォームを実行すると解決できます。
しかし、ミラーを適用した後に位置がズレたり、「適用したモディファイアーは一番上ではなかったため、望んだ結果ではないかもしれません」 というメッセージが表示されることがありました。
状況として、
キャラクターの「眉毛」のミラーを「適用」すると、、、

以下画像のようにミラーで作成された眉オブジェクトが意図しない位置に。

画面下には「適用したモディファイアーは一番上ではなかったため、望んだ結果ではないかもしれません」メッセージが出てます。
さて、何をしたらよいのやら。。
解決策:モディファイアーは「上から順に適用」する
モディファイアー適用の基本ルールとして「上から順に適用」することが正しいようです。
今回のように、リストの一番下におかれてたミラーを最初に適用してしまったことが誤りでした。
上の要素から順番に適用することで意図した形で適用することができました。

この画像を例とすると、「細分化」=>「シュリンクラップ」=>「ミラー」の順で適用するということ。
適用したモディファイアーは一番上ではなかったため、望んだ結果ではないかもしれません
メッセージの内容とも繋がり、原因がクリアになりました!
モディファイアーは上から順に処理されるので、上から順に適用するのが基本ということですね。
補足
理解を深めるための補足です。
一般的な「適用順」のおすすめ
Blenderでは、モディファイアーの適用順が結果に大きく影響するので、適用順序も意識するとよいとのこと。
基本的なルールは次の通りです。
- 「ミラー」や「アーマチュア(ボーン)」のような形状変更系は最初に適用
- 「サブディビジョン」や「ソリッド化」などの細かい調整系は後から適用
- 適用の順番が重要なモディファイアー(例:ミラー → ベベル)は、慎重に適用順を考える
モディファイアー | 適用の順番 |
---|---|
ミラー(Mirror) | 最初に適用(左右対称が必要な場合) |
アーマチュア(Armature) | 最初の方(形状を変えるので先に適用) |
ベベル(Bevel) | ミラー適用後、ディテール調整前に適用 |
サブディビジョン(Subdivision Surface) | 最後に適用(滑らかさ調整) |
ソリッド化(Solidify) | ミラー適用後、必要なら最後の方で適用 |
「適用する順番」を間違えるとどうなる?
適用の順番 | 結果 |
---|---|
× サブディビジョン → ミラーの順で適用 | ミラーされた面だけが分割され、滑らかにならない |
〇 ミラー → サブディビジョンの順で適用 | ミラー後の全体形状が滑らかになる |
× ソリッド化 → ミラーの順で適用 | 厚みがある状態のままミラーされ、不自然になる |
〇 ミラー → ソリッド化の順で適用 | 厚みが対称的に適用される |
うん、今回も勉強になった!