「STYLY Plugin for Unity」の導入方法と導入時に困ったことのメモ

Unity

STYLY Plugin for UnityはUnity2019対応しており、
推奨バージョンは、2019.3.X, 2019.4.X(Unity 2019.4.29f1推奨)とのこと。

そのため私が現在利用している「2021.3.21f1」のバージョンでは利用できません。
本バージョンで「STYLY Plugin for Unity」をインポートして、いざプレハブをアップしようとしても以下のようなエラーが出てしまいます。

そこで今回、推奨バージョンのUnityを導入したわけですが、ゴールまで一筋縄でなかったので「導入手順」「トラブルシューティング」をここに記しておきます。

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推奨バージョン「2019.4.29f1」の導入

導入方法

Unity Hubからでは対象のバージョンが表示されませんでした。
過去バージョンを遡ってUnity Hub経由でインストールできるバージョンは限りがあるそうです。

2023.4現在

そのため、アーカイブから対象バージョンをインストールしましょう。

Download Archive
Download Archive

私の環境はMacなので以下からインストールしました。

インストールする際、以下のモジュールも合わせて指定しておきましょう。

  • Windows Build Support (Windowsの場合、デフォルトでインストールされます。)
  • Mac Build Support (Macの場合、デフォルトでインストールされます。)
  • Android Build Support
  • WebGL Build Support
  • iOS Build Support

インストール後、Unity Hubを再起動して、「Installs」リストを確認しましょう。
対象バージョンがインストールされていればOKです。

トラブルシューティング

Unityの古いバージョンでモジュールを後から追加する方法

私の場合ですが、対象バージョンのUnityのインストールは成功しても、モジュールのインストールが失敗してしまいました。
ここでポイントなのが、Unity Hub経由でインストールしてないバージョンは「モジュールの追加」がUnity Hubからできません。

どういうことかというと、Unity Hub経由でインストールしてるバージョンは以下のように「Add modules」が表示されますが、、

Unity Hub経由でインストールしてないバージョンは「Add modules」が表示されません。

そのため、インストールに失敗してしまったり、忘れてしまった時などはUnity Hubからでなく、アーカイブサイトからモジュールを追加しましょう。

2019.4.29f1
Unity 2019.4.29 download and release notes.

アーカイブサイトの「 Release Notes」からモジュールを後付け追加することが可能です。

お使いのOSから必要なモジュールを選択してインストールします。

導入されたモジュールは赤枠箇所で確認できます。

参考サイト

Unity推奨バージョンを導入するにあたって参考にしたサイト

【Unity Hub】「モジュールを加える」が表示されない方へ
「モジュールを加える」の表示がない、インストールしたいバージョンが見つからない。Unityのインストールに失敗しました。これから説明する方法でこれらの問題を解消できます。

STYLY Plugin for Unityの導入

導入方法

個人的に特に困ったポイントはありませんでした。
以下サイトからダウンロードできます。

STYLY VR APP/STYLY Plugin for Unity DOWNLOAD | STYLY
STYLYには、ファッションや音楽、映像、グラフィックなど、現代のカルチャーを体現する世界中のアーティスト/クリエイターが作成した個性豊かなVRシーンが10,000以上投稿されています。これらシーンに全て無料でアクセスすることができます。

UnityにSTYLY Plugin for Unityをインポート

推奨バージョンのUnityでプロジェクトを開く

既存プロジェクトの場合

既存のプロジェクトの場合、「EDITOR VERSION」からバージョンを切り替えることが可能です。

新規プロジェクトの場合

新規でプロジェクトを作成する場合、「Create Project」する前の以下画面からバージョンを切り替えることが可能です。

インポートの方法

対象プロジェクトを開いて、ダウンロードした「STYLY Plugin for Unity」のパッケージファイルをダブルクリックしましょう。
※私の場合、「STYLYPlugin-1.7.3.unitypackage」というファイル名でした。

ダブルクリックすると上記が表示されるので「Import」しましょう。
インポート後、メニューに「STYLY」が追加され、Assetsに「STYLY_Plugin」フォルダが作成されていれば完了です。

メニューの「STYLY」に以下メニューが存在することも確認しておきましょう。

  • Asset Uploader Settings
  • Check for Updates
  • STYLY Local Preview Tool

トラブルシューティング

STYLYメニューの項目が足りない

なぜか「STYLY Local Preview Tool」しか表示されない場合があります。

私の場合、既存プロジェクトに対してUnityバージョンを切り替え、「STYLY Plugin for Unity」をインポートした場合、本事象が発生しました。

仕方ないので、新しくプロジェクトを作り直し(プロジェクトを作成する段階でバージョンを切り替えておく)てから「STYLY Plugin for Unity」をインポートするという順番で実行することで解消できました。
※既存プロジェクトからエクスポートして、新規プロジェクトへインポートして対応(お引越し)

【初心者Unity】unitypackageのインポートとエクスポート方法 | TECH PROjin

「All compiler errors have to be fixed before you can enter playmode!」が発生

プレビューボタンを押下した時に本エラーがSceneビューに表示されました。
本事象も「STYLYメニューの項目が足りない」で上述した内容の解決方法で解決できました。

本エラーについての参考

Security check

STYLYアカウントとSTYLYプラグインを紐づける

まず自身のSTYLYアカウントのAPIキーを取得します。
メニューの「STYLY」から「Asset Uploader Setting」を選択します。

すると以下画面が立ち上がるので「Get STYLY API KEY」を選択します。

「STYLY」が立ち上がるのでAPI Keyをコピーします。

以下、貼り付けます。

  • Email : STYLYのアカウントメールアドレスを入力
  • API Key : コピーしたキーを貼り付ける
  • Enable AzCopy : チェックボックスをチェック状態にする

連携が成功したらポップアップが表示されます。

UnityからSTYLYにプレハブとシーンをアップロード

アップロードするプレハブを右クリックします。
「STYLY」=> 「Upload prefab or scene to STYLY」を選択します。

あとは実行するのみです。

トラブルシューティング

「Failed to upload object: Azcopy enaled but exec file not found」でアップロードが失敗する

私の場合、メニューの「STYLY」から「Asset Uploader Setting」の、Enable AzCopyのチェックボックスを一度外して再度チェックすることで解消されました。

参考リンク

STYLYにアップロードするときにエラーメッセージが表示され、モデルのアップロードができない
UnityからプレハブをSTYLYにアップロードすると「Failed to upload object: Azcopy enaled but exec file not found」と表示され、アップロードができず困っています。解決法を教えていただきたいです。

STYLYでアップロードしたものを使用する

STYLY Studioを開きます。

STYLY Gallery
You can experience over 10000 VR Spaces that stimulate your imagination

編集中の作成中のSCENEを開きます。

赤枠箇所からアップロードしたプレハブ・シーンを指定します。

Unityを選択します。

Unityでアップしたプレハブ、シーンが表示されていると思いますので、あとは取り込むものを選択するだけです。

参考サイト

全体を通して参考にさせていただいたサイト

■導入方法について

UnityからSTYLYにプレハブとシーンをアップロードする方法 | - STYLY
本記事では、Unityで作成した「プレハブ」と「シーン」をSTYLY上で使用するための方法をご紹介します。STYLYでは、3DModel、Particle System(Shuriken)、Light、UI要素、Shader(Amplifed Shaderを使ったものなど)、PlayMaker、インタラクションSDKな...

■トラブルシューティング

Unity Plugin for STYLY アップロード時 エラーになった場合の解決方法 | STYLY
この記事ではUnityのプレハブ・シーンをアップロードする際に発生するエラーに関して、その問題と解決方法に関してまとめた記事となります。Unityのアセットをアップロードしようとした時、エラーになった場合、この記事を参考にしてみてください。
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